前回、変わりモカの作り方を紹介するといってそのままになってしまいました。

これは私たちがキットをどのように作っているのかということであって、手作りキットの作り方ではありません。

参照→手作りキットの作り方

キットがどのように作られているのか、オリジナルシューズを手作りされる方にとっても参考になると思います。

布張りに関しては色々試行錯誤した結果、今の作り方になっていますが、これも未来永劫同じように作るとは限りません。素材もその都度、変わります。

だから変わりモカってことではないのですが・・・

もっといい方法があれば、変えていきます。

さて、写真は「ベルト式ファーストステップシューズの手作りキット変わりモカバージョン」を作っている所です。

短冊のように並べてあるのを左から、裏革、両面テープ、布素材(てんとう虫)です。

 

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その他の素材はこちらでチェックしてください。

先ず、この3枚の短冊を貼り合わせます。

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裏からモカの型紙を書き写します。なるべくてんとう虫が多く入るように。

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布のほつれを防ぐため、ギザバサミ(ピンキング鋏)でカットします。

 

表からみると、こんな感じ。

 

ベロの部分にミシンをかけます。

 

ちなみに、これがうちのお宝?ミシンです。

CIRDER TF-3 N6610003と表記されてますが・・・現在どこでも売っていないと思います。

知り合いの靴屋さんから譲り受けた皮革専用の年代モノ。

こんな古い足踏み式ミシン使っている人は靴業界でも殆どいない?と思いますが、実際、充分に使えますし、逆にこれに勝るミシンもないんですね。

このミシンの部品扱っている修理屋さんが高齢のため店じまいしてしまったので、先行きが若干不安なんですけど、ま、そのときはそのとき考えるとして。

 

 

糸の始末。最後ライターで燃やしてほつれ止めをします。

 

裏から縫い穴をあけます。

縫い穴も以前は菱形だったのですが、初心者でも通しやすいように丸穴に変更しました。

 

こんな感じですね。

 

次回は、本体部分(ベルト押さえ)を紹介します。